国際オリンピック委員会(IOC)理事会が29日、2020年夏季五輪で実施する残り1競技の候補にレスリングなどを選んだことについて、レスリングの強豪国イランでは同日、国営メディアなどがIOCの決定を短く報じたが、イランのレスリング連盟などは公式コメントを発表していない。

 イランのレスリング選手団は今月、断交状態にある米国を訪れ、ニューヨーク市中心部のグランドセントラル駅構内で、米国、ロシア両国の選手と公開試合を行うなど、レスリングの存続を強く訴えていた。