フィギュアスケートの元世界女王の安藤美姫(25)が1日、テレビ朝日系の「報道ステーション」に出演し、昨年10月ごろに妊娠が判明し、今年4月に第1子女児(3350グラム)を出産していたことを明かした。

 番組内では「今シーズンいっぱいで、現役を引退します。一人の女性として生きたいというわがままな決断により、4月に赤ちゃんを無事出産して、もう母になりました」と話した。

 女児の父親については触れず、結婚はしていないという。

 復帰を目指していた昨秋に妊娠が分かった際「スケートよりもその子の命を選んだ」という。母として3大会連続の五輪出場へ向け「リンクの上で責任を持って、これからも頑張りたい」と気を引き締めた。

 安藤は、2011年の世界選手権後に当時コーチを務めていたニコライ・モロゾフ氏との師弟関係を解消した後、2シーズン主要国際大会の出場を見送っていた。

 所属していたトヨタ自動車も1月1日付で退社していた。