プロフィギュアスケーターの安藤美姫さん(26)が3日、都内で介助犬サポート大使に任命され、任命式に出席した。病気や事故などで手足に障害がある人などの身の回りを世話する介助犬は全国で70匹ほど。1000匹以上がいる盲導犬に比べて認知度は低いため、10年から支援活動に関わっている安藤さんが大使に選ばれた。「名古屋で行っているアイスショーに招待したり、娯楽施設に行けるようなサポートから始めています。社会的にいろいろな人に知ってもらえるように発信をしていきたい」と意気込みを述べた。

 7月には埼玉県内で盲導犬「オスカー」が何者かに刺される事件があり、現在警察が犯人を捜している。介助犬とは役割が違う犬だが、人間をサポートする意味では同じ。安藤さんは「残念なニュースでびっくりした」と話し、一部の声には「犬を無理に働かせている」などがあることに対して「決してそんなことはないです。誤解を抱く人がいることは残念。わんちゃんたちも毎日を楽しみながら生きています」と切実に訴えていた。