バレーボール女子のプレミアリーグ、パイオニアは6日、成田郁久美(35)、多治見麻子(38)、佐々木みき(34)、7日が38歳の誕生日の板橋恵の元日本代表と、杉本早希(24)の退団を発表した。成田は現役を引退する。関係者によると佐々木は現役続行を希望。監督兼選手の多治見は「今後については未定」と語るにとどめた。

 宮下直樹総監督(54)が後任監督に就く。ベテラン組の退団は、若手育成を重視するチームの狙いがあるとみられる。

 北海道・旭川実高出身の成田は攻守ともに優れたアタッカーとして活躍し、1996年のアトランタ五輪に出場。一度引退した後に復帰し、04年アテネ五輪でもプレーした。センターの多治見は08年北京を含めて3度の五輪を経験し、強打が武器の佐々木はアテネ五輪に出場した。