日本スケート連盟は19日、女子フィギュアスケートの金妍児(18=韓国)が、2月の4大陸選手権(カナダ)の公式練習で「日本選手に練習を邪魔された」と、発言したとされる韓国の一部報道に対し、「日本選手はスポーツマンシップにのっとって競技を行っており、意図的に妨害行為をした事実はありません」と、妨害の事実を否定する声明を発表した。

 久田事務局長は「韓国の連盟や金選手本人、国際スケート連盟から抗議を受けた事実もない」と困惑気味で、「韓国連盟に、金選手が本当に『邪魔された』と言ったのかどうか、調査をしてほしいという内容の文書を送る」と話した。韓国のテレビ局が14日夜に報じたとの情報に、日本連盟は当初、報道をやり過ごす方針だったが、「なぜ抗議しないのか」という電話やメールが殺到したため、異例の声明発表となった。

 4大陸選手権の女子には日本から浅田真央(愛知・中京大中京高)村主章枝(AK)鈴木明子(邦和スポーツランド)の3人が出場した。