<シンクロ:ジャパンオープン兼日本選手権>◇2日目◇3日◇東京辰巳国際水泳場◇チーム・テクニカルルーティン(TR)ほか

 新生日本代表チームの船出は「最悪」だった。7月の世界選手権(ローマ)代表が、チーム・テクニカルルーティン(TR)で初お披露目となったが、演技後半に隊列が乱れるなど46・834の低得点。首位には立ったが、4日のフリールーティン(FR)で立て直しを図る。デュエットTRは小林千紗(21)乾友紀子(18=ともに井村シンクロク)組が日本選手トップの2位。ソロは足立夢実(20=東京シンクロク)が予選を1位通過した。

 演技を終えた「新マーメードジャパン」に笑顔はなかった。チーム主将の小林千は「最初は気合が入っていたのですが。後半、列が並んでいなかったり、接触も多かった。いつもと違うと…。悔しいです」と振り返った。本川TRコーチは「最悪の出来。『練習以上にならなくても練習通りに』と言ったのが、練習以下になった」と話した。

 新チームの初お披露目。「機動戦士ガンダム」から取り入れた曲の前半はスピード、展開の速さがあったが、後半は8人の動きがバラバラで隊列が乱れた。接触でノーズクリップが取れた選手も。合宿日数が少なく、五輪経験者ゼロというハンディを差し引いても、世界で戦うには不満が残る内容だった。

 本間シンクロ委員長は「この得点では世界と戦えない。(世界選手権まで)あと2カ月、危機的に感じている」とし、演技構成の変更も示唆。「FRでは1人1人が代表としての責任を持ってやりたい」と小林千は巻き返しを誓ったが、新チームはいきなり正念場を迎えた。