<シンクロ:ジャパンオープン兼日本選手権>◇3日目◇4日◇東京辰巳国際水泳場◇チーム・フリールーティン(FR)ほか
日本代表チームが、FRで意地を見せた。世界選手権(7月、ローマ)に向けて初めてFRを披露。3日のテクニカルルーティン(TR)のミスを引きずらず、速い展開の演技で首位に立った。3回のリフトで失敗するなど課題は残るが、今後へ明るい兆しが見えた。デュエット予選は、小林千紗、乾友紀子(ともに井村シンクロク)組がFRで46・083をマークし、TRとの合計の予選首位で、5日の決勝に進出した。
激しい足技、めまぐるしく位置が入れ替わる速い展開に、スタンドから拍手も起こった。「怖いものはないから、自信を持っていこう」と小林千主将の言葉に、新生日本代表チームは必死になった。気持ちの「立ち直り」はみせた。
前日、TRのビデオを全員でみた。「練習でも見たことがないぐらいひどかった。引きずらないようにみんなで話し合った」と小林千。失敗の原因を挙げ、共有することでまとまりがでた。FRでは「練習でも成功率は低かった」(乾)と不安だった3回のリフトで高さがなく、失敗した。足技も含めて課題も山積するが「若さ(平均19・9歳)が出せる勢いは見えた」と■久(つるひさ)FRコーチは話した。
本間シンクロ委員長は「ローマで戦えるかというとまだ。でも、代表全員が入れ替わったのは初めてですし、今の持っている力は出せたと思う。今後の力になる」と期待を込めた。■は雨かんむりに鶴


