【ロッテルダム8月31日=佐々木一郎】柔道の世界選手権女子48キロ級で金メダルを獲得した福見友子(24=了徳寺学園職)が、長期政権の確立を目標に掲げた。大会終了から一夜明け、ロッテルダム市のホテルで会見。「これからは追われる立場。国内も海外も、1つ1つしっかり勝ち上がっていきたい。自分自身の力をつけて、満足することなく1年1年結果を残して、五輪につなげたいです」と抱負を述べた。

 これまで女子48キロ級は、妊娠休養中の谷亮子の階級だった。だが谷は北京五輪銅メダルの後、ケガもあって試合に出ていないため、福見が「政権交代」に成功した。「今まで残してきたものは、谷さんのもの。私は、自分自身の成績をしっかり求めてやってきた。あまりプレッシャーを感じず、挑戦するつもりでやってきました」と振り返った。

 10月に出産を予定する谷は、早ければ来年4月の全日本選抜体重別で復帰する予定。福見にとって、8月の世界選手権(東京)代表の座は、もう明け渡すわけにはいかない。世界一を勝ち取って、大きなリードを奪い「まだ実感がわかなかったけど、こうして取材してもらうと、(実感が)染み渡ります」と笑顔。自分へのご褒美として、テレビを地デジ対応に買い替えるという。2日、女王として日本に帰国する。