1年生部員が強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された日体大レスリング部に厳重処分が下されることが確実になった。同部の男子大学生(18)が強姦致傷容疑で28日に神奈川県警に逮捕され、一夜明けた29日、日本レスリング協会幹部は厳しく対処すると明言した。
五輪メダリスト11人を輩出した名門は、2年前にも1年生部員が同大体操部の女子寮で下着を盗むという不祥事を起こしている。同協会の福田富昭会長は「これで2度目。厳しい処罰を望む」と話し、76年モントリオール五輪男子フリースタイル52キロ級金メダリストでOBの高田裕司専務理事も「大学の処分が出てから協会として臨時理事会を開き、処分を決めたい。聞く限り、かなりひどい事件」と厳しい表情だった。
青葉署によると男子学生は8月12日午前0時ごろ、横浜市青葉区の路上で女性会社員(26)に後方から自転車でぶつかって転倒させ、「声を出すな」と、手で首を絞めた。そのまま女性を抱え上げ、道路横の田んぼに押し倒し乱暴したという。捜査関係者は「拘置所でもふてぶてしい態度。反省の言葉はまだない」と憤った。男子学生はこの日、横浜地検に送検された。
日体大広報課は「詳しく調査し処分を検討する」とコメント。10月の全日本大学グレコローマン選手権、11月の内閣総理大臣杯全日本大学選手権、12月の天皇杯全日本選手権を控えるが、高田専務理事は「年末の大会などは出られないだろう」と話し、出場停止となる可能性が高くなった。



