<柔道:W杯バクー大会>◇10日◇アゼルバイジャン
柔道男子60キロ級で五輪3連覇の実績を誇る野村忠宏(34=ミキハウス)が、約1年6カ月ぶりの復帰戦となったW杯バクー大会で初戦敗退を喫した。1回戦でアゼルバイジャン選手と対戦し、まさかの1本負けとなった。昨年4月の選抜体重別選手権で敗退し、五輪出場を逃してからは右ひざの治療に専念。回復ぶりを確認して5月に現役続行を決断して、調整を続けてきた。当初は11月の講道館杯を照準に合わせたが、予定を前倒しして今大会に臨んでいた。
だが先月痛めていた左ひざ内側じん帯損傷の回復が遅れ、大会前は乱取りを行うことができなかった。出発前に「常に最高の状態で戦えるわけではない」と、ぶっつけ本番は覚悟していた。同時に「もう1度、世界のトップを目指すと強く思える何かを持って帰る」と意気込んでいたが、厳しい再出発となった。



