昨年の北京五輪競泳男子平泳ぎで2大会連続2冠を獲得した北島康介(27=日本コカ・コーラ)が、国内の練習拠点とする東京スイミングセンター(東京都豊島区)で11月20~23日に開かれる招待公認記録会に出場することが21日、分かった。北京五輪以来約1年3カ月ぶりのレース復帰となる。関係者によると、北島は50メートル、100メートル、200メートルの平泳ぎ3種目にエントリーした。

 北京五輪後は練習から離れ、今夏の世界選手権(ローマ)など今年は主要大会出場を見送った。一方で4月から米ロサンゼルスに生活拠点を移し、南カリフォルニア大で練習。12年ロンドン五輪出場も視野に入れており、当面の目標である来年4月の日本選手権に向けた第一歩となりそう。一時帰国した14日には「米国でいくつか試合があるので、参加する可能性がある」とも話しており、他の大会への出場も模索している。