<バレーボール・V・プレミアリーグ:東レ3-0東京>◇6日◇浜松アリーナ

 3位東レが決勝ラウンド進出へ“王手”をかけた。約3カ月ぶりの地元戦で、7位東京を3-0のストレートで下した。センター富松崇彰(25)がブロックを6本、サービスエースを4本決めるなどチームを勢いづけ完勝した。7日の最下位大分三好戦(浜松アリーナ)に勝って、4位サントリーと5位豊田合成のどちらかが敗れれば、セットカウント次第で上位4チームによる決勝ラウンド進出が確定する。

 放り投げた高いトスから、富松の右腕が何度もうなった。9-7で迎えた第2セット中盤に、自らのサービスエース2本を含む5連続得点を演出。5-3で回ってきた第3セットのサーブでも、連続エースを奪った。10%を超えれば高いとされるサーブ効果率は32・1%。「今までサーブが全然ダメで、ミスするくらいなら攻めようと思った」。気持ちで東京を圧倒した。

 特訓の成果だった。先週の首位パナソニック戦で1-3の惨敗後、富松はサーブ練習に力を割いた。越谷章(30)からアドバイスを受け、ボールに指をかけて回転をつけるトスに変更。「その感覚が良かった」。“本業”のブロックもダントツの6本、アタックでも7得点し、その好影響がチーム全員のアタック決定率50%超えも生んだ。秋山央監督(40)は「負けられない試合で、まとまって力を出せた」とうなずいた。

 地元2連戦の初戦を取って、迎える最下位大分三好戦。ストレートで勝って4位サントリーか5位豊田合成のどちらかが負けるなどすれば、セット率で上回るため決勝ラウンド進出が決まる。富松は「まだセミファイナル行きは決まっていない。目の前の1点1点をしっかり取るように頑張りたい」と気を引き締めた。【今村健人】