スピードスケート男子のバンクーバー五輪代表・及川佑(29=びっくりドンキー)が来季も現役続行することが22日、分かった。今五輪は500メートルの日本記録保持者としてメダルを目指したが、13位に終わり、五輪後も去就を明言しなかった。この日、取材に応じ「休み中にいろんな人と話をして、やめようという気持ちより、やりたい気持ちの方が強かった。なら続けていこうと思った」と決断に至った理由を明かした。

 初出場の06年トリノ五輪で「第3の男」ながら日本人最上位の4位。所属名にかけて「ビックリ!」とメディアからも取り上げられたが、所属先も5月末で退社し、新たな活動の場を探していく意向だ。「頭の中で(14年ソチ五輪は)ひっかかっているけど、はっきり行きますという感じじゃない。まずは記録を狙って4年後にその位置にいたら狙いたい」と決意を新たにした。