スピードスケートのバンクーバー五輪代表の小原唯志(26=日本電産サンキョー)が競輪挑戦の意向を示していることが27日、分かった。所属先の今村監督が「気持ち的には半々だが、本人は挑戦したいと言っている。でもまだスケートで上でやれる選手だし、これから会社とも話し合うことになる」と慰留する姿勢を見せた。

 初出場となった同五輪は1000メートル17位。だが08年世界スプリント選手権で7位入賞するなど地力はあり、14年ソチ五輪では長島、加藤ともに上位を狙える位置にある。一方でかねて「自転車好き」と言い、トレーニング用の高額な自転車も購入するなど関心も高かった。26日には自身のブログで春夏3度の五輪出場を誇る大菅小百合の妹、淳子さんと23日に婚姻届を出したことを報告。スケート界からの転身では昨年1億9000万円を稼いだ武田豊樹と成功者もおり、小原も新天地へ続く可能性はある。