<ビーチバレー:スポーツクラブNASオープン>◇初日◇4日◇東京・お台場ビーチ

 ロンドン五輪出場を狙う浦田聖子(31=千の花)西堀健実(30=丸善食品工業)組が、国内ツアー開幕戦で快勝発進した。今季の勝負水着は花がテーマの3種類。この日はヒマワリ色を着用し、駒田順子(33)石田アンジェラ(20)組を2-0で下した。世界ランク36位は日本ペア最上位だが、五輪切符には6月18日付同ランクで16位以上が必要。逃した場合はアジア地区最終予選を兼ねるコンチネンタル杯(6月、中国)での優勝が条件と状況は厳しいが最後まで全力を尽くす。

 鮮やかな黄色の水着の浦田が左アタックで最後は決めた。相手を寄せ付けずに、21-15、21-13で圧勝。今季国内初戦に「調子は良くなかったけど、皆さんの応援が力になった」とうなずいた。今大会は世界ランクには関係ないが、6月18日までに3戦を予定するワールドツアーに弾みをつける優勝が目標。今季はヒマワリ(黄)、ガーベラ(赤)、パープルローズ(紫)と花が基調の3種の水着を用意。西堀は「ローズは英国の花。着てロンドンで戦いたい」と意気込んだ。