ラグビーの日本代表は今日19日に東京・秩父宮ラグビー場で、アジア5カ国対抗最終戦として香港代表と対戦、勝てば4戦全勝で大会5連覇となる。18日には同会場で最終調整し、FB五郎丸歩(26=ヤマハ発動機)が右CTBに入る形を試す一幕があった。本人は「(試合では)ないですよ」と照れたが、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、52)は「いろんなオプション」と狙いを明かした。

 同HCは五郎丸と、最年少代表デビューを果たした藤田慶和(18=早大)を「世界級の速さのポテンシャル」と評価。五郎丸とFB希望の藤田を共存させる策を探っているとも映る。香港戦では藤田はベンチ外だが、今大会での「就任初タイトル」だけでなく、15年W杯に向けた長期ビジョンでの強化がうかがわれる。