【ソチ(ロシア)4日=阿部健吾】フィギュアスケートの昨季世界選手権銅メダリスト羽生結弦(17=東北高)が「ミッドナイト調整」で頂点を狙う。2年連続の7日開幕のグランプリ(GP)ファイナル出場のため、会場のある14年冬季五輪開催地ソチに日本勢一番乗り。飛行機が13時間遅れての到着に「長かった」と本音も、「人並みより合わせてきた」と自信もみせた。日本との時差5時間を見越し、地元仙台では午後11時半からの練習などで調整してきた。10代でのファイナル優勝はプルシェンコ、ヤグディン、チャン。その後、3人とも世界選手権を制した。7日が18歳の誕生日だが、17歳2カ月のプルシェンコに次ぐ年少記録を「僕も満17歳ということで」と意識。昨季4位から日本男子初の戴冠に挑む。