ラグビー日本選手権準決勝は8日、サントリー-東芝(秩父宮)三洋電機-トヨタ自動車(花園)の組み合わせで行われる。3連覇を目指す東芝は6日、東京・府中市のグラウンドで約2時間の練習。SO広瀬主将は「調子は上がっている。FWのセットプレーが鍵になる」と話した。

 東芝はリーグ戦で4位、プレーオフでは1回戦で三洋電機にロスタイム逆転負けを喫し、トップリーグ4連覇を逃した。しかし、ここにきて調子は上向き。ブレークダウン(タックル後のボール争奪)、立ってプレーするなど、自分たちの強みを再確認した。

 今季リーグ初王者となったサントリーとはリーグ開幕戦で対戦し、3-10で惜敗した。FWの要、ロック大野は「向こうは2冠を狙ってくるだろうから、それを食い止めたい。モールディフェンスも十分積んだ」と自信を見せた。プライドに懸けても負けられない。