アジア5カ国対抗で優勝、来年11月開幕のラグビーW杯ニュージーランド大会出場を決めた日本代表が29日、ニュージーランドでの強化試合(6月4日)とパシフィック・ネーションズ杯(同12日開幕)のために成田空港を出発した。今年2月に足首の手術を受けて、今回代表復帰したWTB小野沢宏時(32=サントリー)は「1年後のW杯のイメージは持っていない。けがをするかもしれないし、出たくても選ばれないかもしれない。少しずつ積み上げて、1年後に選ばれるように頑張る」。ジョン・カーワン・ヘッドコーチ(45)は「初戦から使う」と明言した。

 同じWTBで、左足首ねんざのためW杯出場を決めたアジア5カ国対抗最終戦を欠場した長友泰憲(25=サントリー)は「1試合でも自分がプレーできればいいなと思っています。まだ、ステップを横に切るとちょっと痛むけど、もう大丈夫」と話していた。