<ラグビー・日本選手権:NEC10-10サントリー>◇7日◇1回戦◇大阪・花園ラグビー場

 NECとサントリーは引き分け、トライ数、ゴール数も同じで抽選となり、NECが2回戦への進出を決めた。

 リーグ戦10位のNECが尻上がりに調子を上げ、4強のサントリーと引き分けの末、日本選手権で初となる抽選で2回戦に駒を進めた。前半13分にCTBロビンスがトライ、同17分にSO松尾がDGを決めたが、その後はチャンスがほとんどない。相手の分厚い攻撃を、体を張った防御でしのぎ続け、岡村ヘッドコーチが「まさに壁だった」と絶賛する粘りだった。グラウンドで肩を組んで抽選を見守る選手の姿が、チーム状況を象徴。バラバラで立つサントリーと対照的だった。ベテラン箕内は「気づいたら自然と肩を組んでいた。負けていたリーグ戦序盤にはない一体感が今はある」とうれしそうだ。次は大学王者の帝京大が相手。箕内は「リーグ10位なので、謙虚にやりたい」と言葉は穏やかだが、10位から日本一を目指す「ミラクル10」に向け、一気に勢いづいたのは間違いない。