八百長疑惑報道をめぐり、日本相撲協会と力士ら32人が、週刊現代などを提訴した名誉棄損訴訟の口頭弁論が3日、東京地裁で行われ、元小結の板井圭介氏(78年名古屋場所初土俵、91年名古屋場所で引退)が被告側の証人として出廷した。板井氏は自らの経験から「大相撲に八百長はある。75~80%は八百長」などと訴えた。一方でこの裁判で争われている06年九州場所、07年初場所の八百長の有無については「何も知らない。分からない」と答えた。引き続いて週刊現代の記事を書いたライターの武田頼政氏が出廷。横綱朝青龍は午後2時から原告側の証人として出廷する。