夏巡業中の大相撲力士2人とスタッフ1人の計3人が、岩手県八幡平市で新型インフルエンザ感染を確認されたことが15日、岩手県と日本相撲協会への取材で分かった。ほかに力士3人も感染の可能性があるが、6人はいずれも快方に向かっているという。

 日本相撲協会の大島巡業部長(元大関旭国)らによると、感染したのは光龍(花籠部屋)のほか幕下以下の力士と、まげを結う床山。一行は15日の巡業に参加するため14日に八幡平市に入ったが、体調を崩し市内で検査を受けた。これまで巡業中に風邪の症状が流行していたという。

 15日の巡業では感染を受け観客全員にマスクを配り、子どもとの相撲など観客と接触するプログラムを中止した。

 夏巡業は北海道や青森、秋田、福島各県を回り八幡平市を経て22日に埼玉、23日に山梨両県で開催するスケジュール。今後の予定に変更はないという。