大関魁皇(37=友綱)が7日、福岡市博多区の紀伊国屋書店福岡本店で、初の自伝「怪力」出版記念サイン会を行った。地元の福岡・直方出身の人気力士だけに、午前8時半から約150人が列をつくった。

 魁皇は「自分でも正直ビックリしました。これだけの方が来てくれて、本当にいいのかなあ」と喜んだ。「怪力」は88年春場所の初土俵から22年の土俵生活を振り返る内容で、9日に発売予定(定価1575円)。「本の中を見ると、あらためて思い出すことがある。いろんな人と対戦してきたんでね…て、なんか終わったみたいだな」と苦笑していた。