2月1日に実施される日本相撲協会の理事選挙を前に28日、東京・両国国技館で立候補の届け出が行われる。定員10人(外部理事を除く)に対して11人が立候補予定で、二所ノ関一門から離脱した貴乃花親方(元横綱)の当落に注目が集まる。

 4期8年ぶりに行われることが確定的な投票は、親方衆をはじめ合計111人の「評議員」によって実施される。当選には10票前後が必要と予想されるが、貴乃花親方への支持を明確にしているのは、間垣親方(元横綱2代目若乃花)ら二所ノ関一門を事実上、破門された6人のみで、貴乃花親方にとっては極めて厳しい戦いとなりそうだ。

 五つある一門はこれまで、相次いで会合を開き、一門で擁立する候補者を決定している。

 投票は各一門から出された立会人が見守るなか、単記無記名で実施される。ただある一門では投票者を記す案が出るなど、実際の投票になって貴乃花親方らほかの一門の候補者に票が流れないように締め付ける動きもあった。相撲協会には厳正な選挙を求める監督官庁の文部科学省から、選挙方法を問い合わせる連絡もあったという。

 理事選は武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)や北の湖前理事長(元横綱)ら8人の現職理事と、貴乃花親方ら3人の新理事候補で争われる見込み。