大相撲春場所で全勝優勝を果たした横綱白鵬(25=宮城野)が千秋楽から一夜明けた29日、大阪・堺市内のホテルで会見した。「1人横綱ということで、プレッシャーが大きかっただけに、いい相撲が取れたと思う。場所前から、いいけいこができていたし、今場所こそ自分が頑張らないといけないという思いがあった。悪い成績だったら何か言われるのではないかと思っていた」と、安堵(あんど)の表情を浮かべながら15日間を振り返った。千秋楽まで優勝を争った関脇把瑠都が、大関昇進が確実となったが「力のある力士。力がある上に、相撲がうまくなった。新たな存在が出てきてうれしい」と、ライバルの誕生を歓迎した。