大関琴欧洲(28=佐渡ケ嶽)が16日、千葉・松戸市の部屋で、右ほほに大きなばんそうこうを2つ付けて稽古した。琴欧洲によると前日15日にヘルペスを発症し、医師から他の力士への感染の可能性を指摘されて付けたという。「初めてできた。疲れかな」と苦笑いしたが、痛みなどはないという。この日は若い衆に12番胸を出したが、ばんそうこうの1つが外れた時点で終了。5月の技量審査場所を途中休場する要因となったひざ痛と、ヘルペスの感染を懸念して大事を取ったという。名古屋場所(7月10日初日)は、かど番として迎えるが「ひざの状態を見ながら、徐々に調子を上げていきたい」と、意気込んでいた。

 また、同部屋の関脇琴奨菊(27)は春日野部屋に出稽古した。佐渡ケ嶽部屋に戻った後、幕内栃煌山、栃ノ心を相手に約20番取ったことを明かし「出稽古は今日から。まずは、どれぐらい体が動くか確認したかった」と、手応えを感じた様子だった。