千代の富士の通算最多1045勝に王手をかけている大関魁皇(38=友綱)が、復調の手応えをつかんだ。13日、名古屋市緑区の宿舎での朝稽古で、幕内魁聖と2日続けて三番稽古。8戦全勝で切り上げた。稽古後、体調について聞かれると「少しずつよくなっているよ」と答えた。持病の神経痛が、足のしびれにつながっているが、前夜は1時間以上も治療に時間を割いた。睡眠も「6時間は寝てる」と話すなど、4日目の豊ノ島戦に向けて、できる限りの準備を進めている。