横綱白鵬(27=宮城野)は1日、千葉県松戸市の鳴戸部屋へ出稽古した。大関稀勢の里(25)を相手に20番の三番稽古。19勝1敗と大関を圧倒した。立ち合いでは、かち上げや張り差しを試しながらだったが、押し込まれる場面も少なく仕上がりの良さを見せつけた。白鵬は「今の時点で、どのくらい通じるか試したかった。調子はいいんでしょうね」と好感触だった。西前頭筆頭の高安(22)のぶつかり稽古を見ながらも、声を出し叱咤(しった)するなど、稽古場の空気が一層、引き締まった。