大相撲の三役格行司・木村正直(まさなお=朝日山)の山内幸久(やまうち・ゆきひさ)さんが29日午前1時52分、都内の病院で肝細胞ガンのため死去した。59歳だった。

 正直さんは九州場所10日目の昨年11月20日、ガンを再発させて途中休場。今年の初場所もガンが全身に転移し、全休していた。

 通夜は2月5日午後6時から、葬儀・告別式は6日午前11時から、それぞれ東京・港区の増上寺光摂殿で営まれる。喪主は妻禎子さん。

 正直さんは、独特のしゃがれた甲高い声と派手めな所作で、人気行司の1人だった。