日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で公益法人での理事候補10人を決める選挙を実施した。

 97人の全親方による投票の結果、NO2の事業部長を務める九重理事(元横綱千代の富士)が落選し、前回は落選した元理事の友綱親方(元関脇魁輝)が復帰した。

 友綱親方が7票に対して、九重親方は5票にとどまった。北の湖理事長(元横綱)のほか、貴乃花(元横綱)千賀ノ浦(元関脇舛田山)八角(元横綱北勝海)尾車(元大関琴風)伊勢ケ浜(元横綱旭富士)鏡山(元関脇多賀竜)の7人の現職に加え、初出馬した出来山(元関脇出羽の花)と松ケ根(元大関若嶋津)の両親方が当選した。当選者は春場所後の3月24日に開かれる新法人の評議員会の決議をもって正式に就任する。