小結稀勢の里(21=鳴戸)が年内大関昇進へ猛げいこでアピールした。3日、米ロサンゼルス巡業(7、8日、ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナ)出発前日にもかかわらず、4時間半を超えるけいこを行い、兄弟子の平幕若の里らと50番近い申し合いを行った。

 小結で初めて10勝を挙げ、3役で3場所通算33勝という大関昇進基準の第1段階を満たした。大関どり宣言が期待されたが「名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)で11勝挙げてから考えます」と次の具体的目標を掲げるにとどめた。