横綱朝青龍(28=高砂)が、早くも夏場所(10日初日、東京・両国国技館)への準備を整えた。6日、春日野部屋での出げいこで小結栃煌山、平幕普天王らと18番取って全勝。速攻相撲だけでなく、体格で上回る相手とがっぷり四つに組んでも力勝負で寄り切るなど、けいこ場では今年一番の出来だった。「今日は体が軽かったね。立ち合いも考えながら、攻める相撲ができたよ」。7日は、通常は横綱がけいこを休む綱打ちが高砂部屋で行われるが、報道陣に「オレはけいこをする。いいだろ」とすごみ、気持ちを高ぶらせていた。