大関魁皇(36=友綱)が2日、都内の日本外国特派員協会で会見を行った。日本人力士が招かれたのは、94年の貴乃花、若乃花以来15年ぶり。記者から、無気力相撲とされた夏場所千秋楽の千代大海と把瑠都の一番を聞かれ「ケガをして思うようにいかないときは、気持ちの強い力士が勝つことが多い」と返答した。横綱朝青龍の行動については「相撲に興味を持ってくれる人もいると思うんですが、伝統と文化を壊さなければ…行き過ぎなければいいと…」と困惑気味に話した。

 日本人最高位で36歳の人気大関とあっての招待だったようで、引退に絡む質問が多く、時期を聞かれて苦笑いする場面も。今後の夢は「毎場所、優勝しようと思っている。最後の時まで豪快な相撲を取りたい。将来は親方になって強い弟子を育てたい」と話し、拍手を受けていた。