日本相撲協会は10日、大麻や違法薬物などの使用を調べる「抜き打ち尿検査」を東京・両国国技館で実施した。8日にオランダ公演から帰国したばかりの佐渡ケ嶽をはじめ、尾車、伊勢ケ浜、入間川、錦戸の5部屋111人(2人は入院、1人は帰郷のため欠席)の検体が採取された。同検査は4月22日、今月8日に続いて3回目の実施となる。

 2日前にオランダ公演から帰国したばかりの大関琴欧洲(26)は、疲れた様子も見せずに相撲診療所へ到着。オランダは大麻の所持や使用に関して寛容なため、団体行動に徹して外部との接触を一切断つなどで公演を乗り切った。検査を終えた琴欧洲は「別にアピールすることはなにもないよ」と潔白を強調した。

 また今年1月に大麻所持で逮捕され、2月に日本相撲協会を解雇された元若麒麟が在籍していた尾車部屋の力士らも受検。尾車親方(元大関琴風)は「全員、受けました。オレが先頭で受けた」。同部屋の豪風(29)も「これでちゃんと(検査を)やればいいんじゃないですか。自分はまじめにやるだけ。部屋も時間がたって落ち着いてきた」と笑顔だった。結果は2~3週間後にも判明する。