<大相撲春場所>◇2日目◇15日◇大阪府立体育会館

 1人横綱白鵬(25)が、連日の結びをしっかり締めた。鋭く踏み込みながら左で張り、右差し、左上手と流れるように得意の形にすると、左上手で鶴竜を土俵にたたきつけた。「すぐ自分の形になったから。前の大関戦とかあったから、引き締めていきました」。元横綱朝青龍関が引退し、1人横綱として固定された「結び」の土俵。琴光喜、琴欧洲が力なく敗れたあと「最後、いい形で締めないと、という気持ちはある」と、綱の責任感は十分だった。

 ニンジンもぶら下がる。今場所は、06年にCM出演した大塚製薬「オロナミンC」が、07年夏場所以来の懸賞を復活させた。同社が誕生した徳島県は紗代子夫人の故郷でもあり、同社広報部は「横綱を応援していこうということ」とバックアップを宣言する。毎日3本ずつで計45本を予定、全勝優勝すれば247万5000円の収入になる。「(初日に比べて)だいぶいい。緊張感というより、土俵勘がね」。元気ハツラツぅ、の横綱が早くもペースをつかんできた。