大相撲初場所(9日初日、両国国技館)を初のかど番で迎える大関日馬富士(26=伊勢ケ浜)が12月31日、約1カ月半ぶりの実戦で復調をアピールした。十両宝富士と安壮富士との申し合いで、41戦全勝だった。右足首を負傷し、九州場所4日目から休場したため、本格的な稽古は45日ぶり。痛みが残り、テーピングを施しているが「出来は、まあまあ。悪くないでしょ?」と手応えを口にした。初場所で負け越せば関脇に陥落するが、焦っていない。「オレが、かど番を心配しているように見える?」と強気に言った。稽古不足で足の筋肉はやや落ち気味だが、宝富士は「ケガ明けなのにすごい。スピードは変わっていない」と舌を巻いた。休みは元日だけで、明日2日から始動する。