大相撲の大関稀勢の里(25)が所属する鳴戸部屋が30日、新弟子募集のために「入門説明会」を開くとウェブサイトで発表した。7月7日に東京・中野サンプラザで午後1時から4時までの間、希望者は都合のいい時間に話を聞くことができる。詳細は来月初旬に発表されるが、全国各地での開催も予定している。
相撲部屋が就職セミナーのように説明会を開くのは異例。後援者の紹介から、親方がスカウトに出向くケースが一般的だった。間口を広げて入門者を募るのは新弟子不足の現状が背景にある。1年で最も入門者が多い3月の春場所に限れば、今年は現行制度となった73年以降で史上最少の34人しか新弟子検査を受検しなかった。
どの部屋も新弟子獲得に苦労しており、力士数14人の鳴戸部屋も例外でない。稀勢の里のほか、幕内高安、若の里、十両隆の山と4人の関取を抱え、本場所中の付け人は高田川部屋から借りているほど。厳しい稽古で知られるが、通信制のNHK学園高で学ぶ若い衆もいるなど、力士の将来も考慮している。説明会をきっかけに、第2の稀勢の里が誕生するかもしれない。


