卓球の日本女子代表のエース福原愛(20=ANA)が、身も心もWBC魂を受け継いで戦う。世界選手権(4月28日開幕、横浜アリーナ)に向けた日本選手団の記者会見と壮行会が1日、都内で行われた。福原はWBC決勝で世界一決定打を放ったイチローのように、ここ1番で勝負強さを発揮することを宣言した。新ユニホームもWBC仕様の加工で軽量化に成功と準備万端。7年連続7度目の挑戦となる舞台で悲願のメダル獲得を目指す。
福原は会見中、何度もWBCという言葉を聞いた。日本卓球協会の大林会長が「WBCに続いて欲しい」と言えば、公式スポンサーのミズノ幹部も「WBCのウエアも私たちが製作した。この流れに乗ってもらいたい」とあいさつ。異なる競技とはいえ、世界一の上げ潮ムードに乗らない手はない。それを自覚する福原は「イチローさんに興奮した。私たちも1人でも多くの応援を得たい」と話した。
WBCはドイツ遠征中だったが、インターネットでチェックしていた。同室だった平野がイチローのファンということもあり、関連書籍を借りて読んだこともある。「白熱したところでヒットを打てるイチローさんはすごい。私も大事なところで頑張りたい」。世界選手権は7年連続7度目の出場だが、個人戦では初出場となった03年のシングルスのベスト8が最高成績。イチローのような勝負強さで壁を打ち破りたいところだ。
そのために頼もしい武器も加わる。ミズノの新ユニホームがパワーアップした。スポンサーマークが後付けではなくWBC仕様でプリントされたことで軽量化された。パンツ部分もスリットが入ったことで機能性がアップ。上下で30グラムの軽量化に成功した一品に「まろやか…というか軽やか(笑い)。今まで一番動きやすい」と思わず食べ物のような表現で満足した。
世界選手権の母国開催は8年ぶり6度目。福原は初のホームを体感する。「日本中が盛り上がれるように」。エースの活躍が日本を熱くする。【広重竜太郎】


