日本ハム有原は前回登板(15日ロッテ戦)から、ぐっと内容が良くなった。なぜか。ポイントは直球の割合だ。今季は開幕から30%未満と少なく、変化球に頼って器用貧乏に陥っていた。前回と今回、打者に対して序盤に直球への意識付けができていたから、中盤以降のピンチで、変化球が甘くなっても打ち取ることができた。

顕著だったのは、6回2死二、三塁で、浅村を二ゴロに打ち取ったスライダー。浅村からすれば、ホームランボールくらい甘い球だった。序盤から変化球頼りの投球をしていたら、恐らく、あそこで捉えられていただろう。

直球の割合は最低でも4割か、それ以上多くても良いくらい。今日はカーブを、ほとんど使っておらず、次回対戦へ余力を残して抑えられた試合だった。

攻撃では「2番松本」が吉と出た。1回無死一塁での、初球バスターエンドランが3点につながった。ベンチの信頼あってこそで、近藤を欠く中、スタメンを任せられるのでは。小技ができる選手がいれば、作戦の幅も広がる。松本の存在の大きさを感じた。(日刊スポーツ評論家、侍ジャパン投手コーチ)

3回裏日本ハム無死、松本は右前打を放つ(撮影・佐藤翔太)
3回裏日本ハム無死、松本は右前打を放つ(撮影・佐藤翔太)