阪神としては惜しいゲームで、8、9回の満塁機に1本出ていればといった展開でした。お互い緊張感がありましたが、序盤からDeNAの再三のファインプレーによって流れを阻まれました。

阪神と巨人との差は「意識」だと思います。戦力差はない。でもずっとシーズンをみていると、例えばカバーリング、無駄な送球が見受けられるなど、準備不足、状況判断の甘さが目立ちました。

それが数字に表れないミスも含めて、両リーグ最多の失策数につながりました。来季に向けて練習の取り組み方を変える必要があるでしょうし、それもただ数をこなすのでなく、意識付けしながらの鍛錬が求められるでしょう。

また、これからドラフト1位佐藤輝の加入でポジショニングが注目されます。ぼくは内外野兼用ではなく、どちらか1本に絞って育てるべきだと思いますね。大山との兼ね合いもあるでしょうし、中途半端な起用はすべきではないと思います。

それが佐藤の潜在能力を引き出すことになり、チームのためになる。残り6戦になったチームの2位キープは絶対です。来シーズンの巻き返しにつながるような戦いにしたいものです。

(日刊スポーツ評論家)

DeNA対阪神 8回表阪神2死満塁、近本は二塁飛に倒れがっくり(撮影・浅見桂子)
DeNA対阪神 8回表阪神2死満塁、近本は二塁飛に倒れがっくり(撮影・浅見桂子)