プロ野球の3・25開幕がいよいよ3日後に迫った。ソフトバンクはオープン戦を8勝5敗3分けの4位で終了したが「競争」を掲げた中堅、遊撃、三塁などの定位置争いは確定しなかった。先発枠も6番目が不確定。日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(52)は戦力が充実する新生藤本ホークスのV奪回に大きな期待を寄せつつ、開幕カードで対戦する新庄日本ハムに要注意マークをつけた。【取材・構成=佐竹英治】

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-ホークスはまだ開幕メンバーの姿がはっきりしない

「決まらなかったですね。宮崎キャンプから5つ(一塁、二塁、三塁、遊撃、中堅)のポジションで競争してきたが、1つも決まらなかったのは残念。競争が激しいと言っても、言い換えれば群を抜いた選手がいなかったということ」

-野手に関しては開幕からどんな布陣になる

「柳田、グラシアル、栗原、甲斐を除いては相手投手の左右や相性などを見ながらの選手起用になるのではないか。オーダーに関しては開幕しても『日替わり』ということが起きてくるかもしれない。打撃面を重視しながら模索の日が続くのではないだろうか」

-新外国人ガルビスの遊撃手としての評価は

「守りに関しては問題ないと思う。決め手はやはり打撃。藤本監督もガルビスは使いたいだろうし、何とかしたいと思っているでしょう」

-先発枠は6人目が不確定のままオープン戦も終わった

「今年も投手陣はブルペン陣に頼るシーズンになるのでは。又吉も加入し、今のところ又吉、モイネロ、森の『勝利の方程式』は確立している。4月になればレイもローテに入ってくるが、千賀を中心にいかに先発陣が踏ん張れるかがカギとなる」

-開幕カードは注目の新庄日本ハム

「今年に関してパ・リーグの戦いはどのチームも1位もあれば6位もあると思う。その中でも日本ハムは戦力的には劣るが侮れないと思う。ホークス含めて5球団は『守り』と『攻め』の2つを追いかけている。新庄監督ははっきりと『守りの野球』を打ち出しているし、加えてチームに『楽しさ』と『厳しさ』の両面を植え付けようとしている。シーズンに入れば『楽しむ』というのはなかなか難しい。でも、今の新庄日本ハムを見ていると、それを超えるような期待を抱かせる。ホークスにとってはやっかいな存在になるのでは」

-ホークスは選手たちが藤本監督を胴上げしたい、と就任時から言っていたが

「藤本監督も戦いが始まれば『優しさ』だけでなく『厳しさ』も求められると思う。オープン戦まではいいが、シーズンは文字通り厳しい戦いとなるのだから。18日の広島戦(ペイペイドーム)で千賀に続投を指示していたが、そういう姿がもっと出てくるのでは。いずれにしても、楽しみなシーズンがいよいよ開幕する」