阪神が日本ハム戦の同一カード3連敗を阻止し、連敗を「3」で止めた。
湯浅京己投手(23)が1点リードの9回に登板。無失点で今季8セーブ目を挙げた。日刊スポーツ評論家の中西清起氏(61)が開幕から本調子を欠く守護神の現状を解説した。
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湯浅は内容はともかく、逆転を期待する敵地の雰囲気の中でセーブを挙げたのは前向きにとらえるべきだろう。
ただし、まだ不安を残す投球だった。サヨナラ本塁打を浴びた前回(8日)の楽天戦は、2四球の後の3ラン。この日も2死から四球で走者を出した。僅差の9回で無駄な四球を与えると、すぐにピンチになる。3人でピシッと締める試合がなければ、首脳陣も安心してマウンドに送り出せない。この四球をなくせるかが、今後のポイントになる。
投球フォームをチェックしても、大きな改善点は見当たらない。やはりコンディションが上がってこないのが、不調の要因だ。ストレートの走りがもうひとつで、高めへの強い球で空振りを狙いにいくなど大胆に攻めることができない。フォークのキレもないので、コースを狙いにいって四球になっている。2日連続で試合前に投球練習を行ったということで、課題は自分自身も感じているはず。ブルペンに置いている以上は、試合で使って、状態を上げていく必要がある。とにもかくにも、真っすぐの精度を上げることだろう。
8、9回に関していえば、湯浅と岩崎の2人を打者の右左や打順を考慮しながら、使っていくのではないか。岩崎の状態も決して悪くない。
雨天中止の影響で9連戦になったが、4勝4敗1分けで切り抜けた。交流戦の勝敗を見ても借金1。残り6試合、甲子園で腰を据えて戦っていける。ここまでセで、大きく勝ち越しているチームはない。交流戦を最低でも勝率5割で終われば、余裕を持って、リーグ戦再開を迎えられるだろう。そういう意味では、湯浅がなんとか結果を出して、勝てたというのは大きい。(日刊スポーツ評論家)




