阪神が敵地で今季初のサヨナラ負けを喫し、今季2度目の3連敗となった。2位巨人が勝利したため、首位陥落となった。今季最長6連勝のあとに、白星が遠ざかる。

4-4の11回からビーズリーが7番手で登板。この日出場選手登録をされた背番号99だったが、1死一、三塁とピンチを招き、最後はカリステに中犠飛を許してサヨナラ負けを喫した。

阪神元監督で日刊スポーツ評論家の真弓明信氏(71)が解説した。

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阪神にとっては、勝てる試合だっただけに、もったいなかった。チームは連敗中で、どこか吹っ切れないところがあると感じた。点を取っても、すぐに取られる。流れを引き寄せられない。こういう時こそ、細かい野球が大事になる。僅差のゲームでは、それで勝敗が決まってしまう。

9回の攻撃では、無死二塁で坂本が空振りするなど送りバントを決められなかった。二塁走者を三塁に進めるのは簡単ではないが、坂本も決してバントが下手というわけではない。二塁走者・植田の足ならセーフになる確率も高いし、あそこはうまく攻められなかった。さらに11回裏1死二塁でのバッテリーのサインミスによる捕逸。この日、出場選手登録されたビーズリーが最後の局面で登板することになったが、当然、捕手と2人で話し合っておかないといけない。

先発門別は6回裏2死一塁から中田を四球で歩かせたのは残念だった。というのも、その前の打者であるボスラーに内角球を投げ、死球となった。当たってしまったが、そこまで厳しいコースではなく、打者も打ちにいっている中での死球。あの内角球は絶対に投げないといけないボールで、左打者への外角へのスライダーやカットボールが生きてこない。

そこまで気にする必要のない死球ではあったが、その後の四球がいけなかった。首脳陣も替えないといけないと思わせてしまう。球数が100球に近づく中で、球威的には問題なかった。これで6回途中の降板が3度目。先発ローテーションを守っていくためにも、あそこは何とか乗り越えてほしかった。

一度は逆転に成功しただけに、細かさを欠いたことで、勝ちきれない試合になった。(日刊スポーツ評論家)