このコラムの締め切り日は17年12月31日。1年の最後にふさわしい話題となると意外と難しいものです。なので、今回は17年の「巨人斜め45度5大ニュース」をお届けします。裏10大ニュースと銘打てるほどのものではないので、あしからず…。

 (5)ノムラノートにも連敗脱出法は未掲載? 13連敗中、井端内野守備走塁コーチが愛読する野村克也氏の著書を引き合いに「あれだけ野球のことが書いてあるのに、連敗脱出の方法が書いてない」と苦笑い。ちなみに同コーチは故野村沙知代さんがオーナーを務めていた少年野球チームにも在籍していた。

 (4)勝つ、勝つ、勝つ、勝つ! 春季キャンプを視察した長嶋茂雄終身名誉監督が首脳陣、選手を集めた円陣で「勝つ、勝つ、勝つ、勝つ!」と連呼し、唱和を求めた。感化された後輩記者が、宮崎市内の居酒屋で先輩に対して「ご唱和を!」と高らかに叫んでいた。

 (3)小林、●になる 侍、巨人で1年間、故障なく戦い抜いた小林がファンフェスタを臀部(でんぶ)の皮膚疾患切除手術で欠場。お尻のコンディション不良にはさすがに耐えられなかった…。

 (2)高橋監督、小林をドS祝福 前半戦を0本塁打で折り返したが、球宴での1発に指揮官はベンチで思わず両手を広げて「WHY(なぜ?)」のポーズ。戻ってきた小林の頭をひっぱたき、報道陣のみならず、観客、視聴者の大爆笑を誘ったことは間違いないだろう。「プロ野球選手なんだから力はあるだろう」のコメントも絶妙に手荒かった。

 (1)マギーと毛髪トーク 春季キャンプ中に助っ人が打撃投手朝井と「俺が30本塁打以上打ったら、髪の毛をそれ。30本打てなかったら…俺は髪の毛を伸ばす。ディール(取引成立)だ!」と約束を交わした情報をキャッチ。恐る恐る頭の薄い記者も「俺も約束に入れてくれ」と切り出すと苦笑いで快諾してくれた。シーズンは18本塁打。今のところ約束を履行したという情報は一時帰国中の米国からは届いていない…。

 以上です! 18年は4年ぶりのリーグ優勝で10大ニュースが埋め尽くされる、はずです。【巨人担当 広重竜太郎】