「あんちゃんに似てるな」。年明けから阪神担当に着任してはや半月、掛布前2軍監督、伊藤トレーニングコーチにあいさつをした時、2人にそう言われた。「あんちゃん」の正体は昨年、惜しまれながら16年の現役生活に終止符を打った安藤2軍育成コーチだ。迷惑な話かもしれないが、首脳陣に顔を覚えてもらえたという意味で、安藤コーチに御礼を申し上げたい。

 昨年10月10日、私が営業の部署にいた時、取引先の新聞販売店所長と甲子園で開催された対中日戦を観戦。その試合がたまたま、安藤さんの引退試合の日だった。これも何かの「縁」かもしれない。阪神で2度のリーグ優勝に貢献するなど一時代を築いた右腕は、ファンに愛され、選手たちにも愛された。私も「ニッカンのあんちゃん」として、読者の皆さんに愛されるように、ホットな情報をお届けできるように頑張ります。【阪神担当=古財稜明】

 ◆古財稜明(こざい・りょうめい)1990年(平2)5月3日、北海道生まれの東京育ち。14年入社後、昨年まで営業の販売部に所属。1月から阪神担当に。桐蔭学園ではラグビー部に所属し、花園出場。立命大ではアメリカンフットボール部に入部し、学生日本一を経験。入社後は社会人アメフットXリーグのアサヒ飲料に4年間在籍し、昨年で引退。記者業務を勉強中。