DeNAが01年以来17年ぶりの8連勝。先発した19歳京山将弥投手が、5回2/3を投げ3安打1失点でリーグ最多の3勝目を挙げた。

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 感情のコントロールだけでなく、さえ渡る京山の制球力は、滋賀・近江高のグラウンドで培われた。野球部には伝統の「サンカク」というランニングメニューがあった。「ホームベースから、右翼ポール、左翼ポールの三角形を全力で走るんです。きついんで、メニューがあるときはへこみました」。1周300メートル強を1分以内。インターバルを置いて9周を部員全員で走る。2日の1度のペースでこなし、下半身を作りあげた。「とりあえず走ってました。冬を乗り越えてから、(コントロールが)良くなっていましたね」。

 そのかいあって、高3夏の滋賀大会は4試合連続26回を無失点で制して、甲子園に出場。ドラフト指名へとつなげた。【DeNA担当=栗田成芳】