プロ野球界を背負うスターへの登竜門、フレッシュ球宴が12日に青森・弘前で行われた。

 阪神からは望月、馬場、熊谷、島田の4選手が参戦。2年前の同球宴には、今季3年目を迎えた板山祐太郎外野手(24)も出場した。ルーキー時代の16年を振り返り、「賞金を取ったのでよかったです」と懐かしんだ。

 今回出場する後輩には「賞金狙いでいってほしいです」とアドバイスを送った。16年のフレッシュ球宴では成立学園時代の2学年先輩である巨人長谷川から右翼ポール直撃のソロ本塁打を放った。「高校の先輩から打ったので、それはうれしかったです」。全ウ唯一の得点をたたき出し、優秀選手賞の賞金50万円をゲットした。

 今季板山はファームで4番として結果を残し、5月12日に今季1軍初昇格。昇格直後の広島戦で1号ソロを放ったが、その後不振が続いて6月11日に2軍に降格した。1軍再昇格を目指し、鳴尾浜で奮闘を続けている板山が、いつか1軍のオールスターに出場する日を見たい。【阪神担当 古財稜明】