
- 阪神矢野監督(左)と智弁和歌山・中谷監督
1月31日、阪神の沖縄キャンプに出発するため、大阪国際空港にいた。しばらくすると、矢野燿大監督(50)がやってきて、出発ロビーで待っていた記者陣に「本屋さんなかったっけ?」と声を掛けた。
私はふと、元阪神の智弁和歌山・中谷仁監督(39)に取材した時のことを思い出した。中谷監督は昨年8月に就任してから、部室に本を置き部員たちに読書をすすめている。ともに野村克也元監督(83)に指導を受けたキャッチャー。そして読書を大事にするという共通点に、勝手につながりを感じた。
今キャンプ中、私は矢野監督の愛読書の「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)を読んでいた。なぜか関西弁を話す象の姿をしたインドの神様・ガネーシャが、夢をかなえたい青年に1つずつ課題を出していく話。とても面白くどんどんページが進み、1つ1つの課題も挑戦してみようと思えるものばかりだった。
読み進めていくと、「もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで」というガネーシャの言葉が目に留まった。矢野監督もこれまでずっと選手たちに、失敗を恐れず、どんどん挑戦することを後押ししていた。帰阪する飛行機の中で本を読み終えて、少し矢野監督の考えをのぞいた気がした。【阪神担当 磯綾乃】




