運命のドラフト会議から約1カ月半が経過した。指名あいさつに仮契約など、新人選手の取材も多くさせてもらった。

その過程で新人選手のプロフィール、そして巨人の選手の名前をふと眺めていて、気になったことがあった。「どの名字が一番珍しいのだろう? 」。インターネットサイト「名字由来net」で調べてみることにした。以下、巨人選手の珍しい名字ランキングトップ10をまとめてみた。

<1>戸郷(約40人)

<2>代木(約50人)

<3>鍬原(約60人)

<4>與那原(約100人)※

<4>翁田(約100人)

<6>井納(約170人)

<6>鴨打(約170人)

<8>奈良木(約260人)

<9>京本(約500人)

<10>秋広(約530人)

堂々の1位には、戸郷翔征投手(21)が輝いた。高卒2年目の昨季から2年連続で9勝をマークした宮崎・都城市出身の若き右腕。これまでの活躍ぶりで、その名を知らしめたと言える。

2位には、今年ドラフト5位で指名された明徳義塾・代木大和投手(18)がランクイン。「自分が出会ってきた方の中で代木という名字はいないので、珍しいのかなと思います」と話していた。他にもドラフト1位右腕の関西国際大・翁田大勢投手(22)や、育成5位の創成館・鴨打瑛二投手(17)、育成7位の明豊・京本真投手(17)ら新人4選手がトップ10に名を連ねた。「珍名字」界にも新たな風? が吹いているのかも知れない。

10位には身長2メートルの秋広優人内野手(19)が野手で唯一ランクイン。漢字自体は難しくないが、言われてみれば見たことのない名字だった。それにしても、やけに野手の珍名字が少ない…。

いずれにせよ、プロ野球選手は名前を売るのも、仕事の1つになる。唯一無二の珍しい名字は、覚えてもらう上でプラスに働くだろう。どんどんと活躍を続け、自らの名字をとどろかせて欲しい。【巨人担当 小早川宗一郎】

※新聞表記は「与那原」