例年の新外国人の入団会見でも、特に親日を感じるトークだった。18日に行われた西武ジャンセン・ウィティ内野手(32)とボー・タカハシ投手(25)の会見だ。

ともに第一声は「ハジメマシテ、ヨロシクオネガイシマス」と日本語で自己紹介。ジャンセンは米国で日本人コーチに「日本語を教えてください」と頼み、長文を練習してきた。「日本でプレーできるのがうれしい。埼玉にチャンピオンフラッグを取り戻しましょう」との旨を、カンペを握り締めて読んだ。“てにをは”に少し誤りはあったが、通訳抜きで十分伝わった。

昨季まで西武に在籍していたニールとは元々交流があり、質問攻めに。「源田さんは守備が上手」などの予備知識をもらってきたという。来日後は自宅付近の飲食店を回って「今のところ全部おいしい」と、食事にも積極的に順応しようとしている。

日系3世のタカハシは、和食にはすでに慣れている。こちらはレッズ秋山、オリックス平野佳と知り合い。西武の選手についても「いつもYouTubeで見ているので、結構分かります」と予習を済ませてきた。ジャンセンがイチロー氏に、タカハシが松坂大輔氏に憧れているというのは、当日各所で報じられた通りだ。

テキサス出身のジャンセンは、初対面の人に話しかけるたびに「日本人は優しさや思いやりを感じるあいさつをしてくれる」と喜んでいた。ふとコロナ禍前のことを思い出す。西武の外国人は、取材に赴いた記者1人1人に握手してくれた投手がいたな、とか。メヒアの前でボールペンを落とした時、瞬時に巨体をかがめて拾ってくれたな、とか。親切は小さなことでも覚えている。新助っ人たちが日本で、心地よいシーズンを過ごしてくれるといいなと思う。【遊軍 鎌田良美】